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第4回1000の小箱展(2)

  毎朝、少し緊張して開ける引き出しがあります。「遊猿地」という作品です。ちいさな種を猿の顔に見立てて引き出すたびに、フルフル震えるのですが、その種がどんぐりのはかまの皿から落ちてしまうのです。とてもユニークで楽しい作品ですが、毎日種をひろいます。スタッフにとっては、アーティストの心に毎日触れることができ、とても良いコミュニケーションとなっています!? もし、落ちたままだったらすみません!コミュニケーションが足りない日です。お近くのスタッフにこの件で耳打ちしてください。作家さんとのお約束でもあります、がんばりまーす。


 

 それから、これは授賞式でのサプライズのご報告です。その場に居合わせた方しかわかりませんが、審査委員長の六角鬼丈先生から特別に賞が授与されることになりました。その作品は「トイレ」(すでに協賛企業賞は受賞)という作品です。箱を開けたときのインパクトや作品の発想がスバラシイ!とのこと。授賞式の総評をいただいていた時に先生の口からサプライズでした。当日は、モデルとなったお子様とおいでいただいたS様、もちろんビッグな受賞となり大変お喜びの様子でした。どうぞ、みなさんも引き出しを開けてその余韻に浸ってくださいね!

 私のお気に入りの引き出しもあります。「ぬけがら」という作品です。よーく見ると空き缶をダンボールの断面で作ってあります。作家さんに伺うと、1つの缶をつくるのに8時間も費やして作成したそうです。環境がテーマというわけではなく、コミュニケーションをテーマに作品づくりをしているとのこと、もの創りの奥深さにふれさせていただいております。

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