BLOG

麦わらでつくるヒンメリワークショップ

12月3日(日)に、午前・午後と、二つのワークショップを開催しました。
午前に開催したのは、「麦わらでつくるヒンメリワークショップ」です。

フィンランドに古くから伝わる麦わらの装飾が、ヒンメリです。
このところじわじわとあちらこちらで見かける機会が増えているヒンメリ、
気になっている方も多いのではないでしょうか?

今回は、仙台を中心に各地でヒンメリやその他のワークショップを展開している、
Branchさんを講師にお迎えし、基本となる正八面体のヒンメリを作りました。

先生によると、フィンランドではヒンメリを食卓に飾り、
自然の恵みに感謝し、翌年の豊穣を祈念したのだそう。

その作り方は、麦わらを糸に通し、結んでいくという、
文字にしてしまうと、非常にシンプルなもの。

こんな感じで、△と▽が平面的につながっていって…、

何となく、正八面体になるのが想像できるように。

そして、最後の麦わらに糸を通し、すでに組みあがっている部分と結ぶと、

正八面体の出来上がりです。
平面的だったものが立体になる瞬間は、ちょっとした感動!

同じ工程を繰り返し、小さい正八面体をもう一つと、大きな正八面体を作ったら、
それらをつなぎ、タッセルをつけて、完成です。

アクセントにつけられた麦の穂が素敵です♪

ストローでも作ることができるヒンメリですが(ストローとは、麦わらという意味ですものね)、
本物の麦わらで作ると風合いが格段に違いますね。

ちなみに、今回のワークショップで使用した麦わらは、
2011年3月11日の震災による津波をかぶった畑に育った麦だそうです。
もう作物が育たないかもしれないとも思われた土地で収穫された麦…。
そのことを思うと、ヒンメリの本来持っている「恵みへの感謝、豊穣祈念」の意味合いが、
本当に大事なものに感じられました。

参加して下さった皆さま、教えて下さった先生、
本当にありがとうございました。

(追伸)
ワークショップで、追加用のヒンメリキットをお求めくださった皆さまに、
先生からのメッセージです。

「キット購入のお客様へ
 キットに添えてある大麦は今年収穫したものです。撒くには少し遅めですが、
 まだ間に合うかもしれません!お庭や畑がある方はぜひ育ててみてくださいね。
 また、ワークショップで作った正八面体の四隅に7センチサイズのものを追加すると
 シャンデリア型の大きなヒンメリになります。
 4センチサイズのものは写真のように7センチサイズの中に入れていただくと
 おさまりがよいです。
 その際は、残りの麦わらでジョイント部分をつくり(1センチに切って)
 繋げていただくと糸が綺麗に隠れます。
 ぜひヒンメリづくりをお楽しみください。
 ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。」

コメントはありません

コメント