臨床美術WS「スイカの残暑見舞い」
8月9日(土)、臨床美術ワークショップ「スイカの残暑見舞い」を開催いたしました。
7月に続いて、今年度2回目の臨床美術ワークショップ。今回は瑞々しいスイカを透明水彩で表現しました。
まずは臨床美術ではお約束のモチーフを五感で感じることから始めます。
今回丸ごとのスイカをご用意し、「スイカ割り」を行ないました。
割れやすいよう切れ目を入れたスイカですが、意外に割れず「ぼんっ」という音とともに棒が弾かれます。
全員がチャレンジし、最後は見事真っ二つ。割れた瞬間スイカの爽やかな香りが広がりました。
そのあとはもちろん味覚も使い、充分にスイカを感じたところで紙を配り制作開始です。
たっぷりの水で濡らした紙に絵の具を乗せ、
紙の上で混色しながらスイカの果肉を表現します。
そしてスイカの筋や質感なども加え、
さらに種を描き、ひとまずスイカの水彩画が完成。
しかしこれで終わりではありません。ここから更に仕立てに入ります。
ハガキサイズに切り取り、残暑(暑中)見舞いとしても使える作品に仕立てます。
どこを切り取るかでまったく違う作品になるのがこのプログラムの面白いところです。
皆さん大きな一枚の水彩画から2枚~3枚切り取ることが出来ましたが、
このプログラムではさらに切り貼りすることで、何枚も作品を作ることができます。
こちら昨日届いた参加者様からのお葉書です。
素敵に仕立てられたハガキにメッセージ、ありがとうございます。
楽しかったとのお言葉、何よりです。
皆様と楽しい時間を共有することができ、嬉しく思います。
参加者の皆様、ご参加いただき誠にありがとうございました。
さて、最後に9月の臨床美術ワークショップのご案内をさせていただきます。
・9月20日(土)10:00~12:30「立体制作・和紙で作るかぼちゃ」
脳の活性化に効果のある臨床美術独自の「五感を使った制作方法」で、かぼちゃを作ります。
色とりどりの和紙を使って自分だけのかぼちゃを表現してみませんか? (参加費 1,000円)
皆様のご参加をお待ちいたしております。
*「臨床美術」及び「臨床美術士」は日本における(株)芸術造形研究所の登録商標です。