ニャンドゥティワークショップ
先日のニャンドゥティワークショップの様子です。
ニャンドゥティとはパラグアイの伝統的なレースで、カラフルでどことなく柔らかな模様が特徴的な手工芸品です。
今回講師をお願いしたkanauさんは、ポリマークレイで作ったマーブル模様にニャンドゥティを組み合わせたアクセサリーを作られている作家さんで、私がニャンドゥティを知ったきっかけも去年のKankaku Art Flea Market で見せていただいたkanauさんの作品でした。
今回作るのは「羽」モチーフのイヤリングorピアス。
ニャンドゥティのモチーフとしては比較的簡単な部類になります。
作業を始める前に糸を2色ずつ選ぶのですが、糸の種類が多いので、組み合わせに迷いつつ、なかなか楽しい工程です。
糸を選んだあとは、木枠にタコ糸を使ってガーゼを張る作業。しっかり張らないと刺繍糸がたわんで綺麗に仕上がらないので気を使う作業です。
刺繍やレースというと繊細なイメージでしたが、しっかり張る為には、ガーゼが裂けてしまわないか心配になるほど力の必要な作業でした。
ガーゼを張り終えたら型紙から形を写し取り、糸を縫い付けていきます。
糸を縫い付ける作業は同じ作業の繰り返しになりますが、糸の通し方や間隔など、コツを掴むまでなかなか難しいようです。
2つ目になると1つ目の手順を思い出しながら進めることが出来るので、みなさん仕上がりが早くなっていました。
完成したレースはボンドを塗布し、
ボンドの乾燥後に切り離していきます。
裏面もびっしり縫い付けられているのだろうと想像していたので、どうやって切り離すのか気になっていたのですが、裏面は縦に縫い付けた糸の支点のみ縫い付けてあるようで、そこを切り離せば外すことが出来ます。
切り離したら完成までもう一歩です。
ピアスの金具とレースの間に通すビーズも、色や素材の違うものをいくつか持ってきていただいたので、参加者の方々は色合いなど合わせながら、かなり悩まれていました。
最後は選んだパーツをkanauさんに取り付けてもらい完成です。
同じモチーフでしたが、それぞれ全く違う個性がでた仕上がりとなりました。
予定より一時間あまりオーバーしてしまいましたが、苦戦した工程を含め、みなさん楽しんで作られていたようで、別の色でも作りたいといった声も聞かれて、とても充実した楽しいワークショップとなりました。