⑨ アースガーデン

一面の白玉石が敷き詰められた床に、架空の架構体が落とす影の映像が投影されています。古来、影は目には見えない異界がこの世との境界にその片鱗を見せるものとして表現されてきました。床面は時に水面となり、異界との境界面となります。 この場所の緯度(北緯38.657度)・経度(東経140.871度)での太陽の動きとともに変化していく影の映像と、春・夏・秋・冬をイメージさせるような音を重ねて四季を通じた時間の経過を表現するサウンドから、今この空間と同時に存在する目には見えない架空の世界の時間と空間の時空旅行を楽しんでください。

奥村 理絵

http://www.rieokumura-studio.com

作品について

この作品は、映像と音を介して架空の時間と空間を知覚・体験することを目的としている。床に投影される映像は、その周囲に存在する架空の空間形態が落とす影の像である。それは架空の太陽の軌跡に合わせて刻一刻とその形を変えてゆく。影の像とその動きの変化、架空の太陽の軌跡を暗示する音環境を介して、自らの周囲の空間は、架空の空間、架空の時間へと変容する。

アースガーデンサウンドデザイナー

宮木 朝子

http://www.te-pito-records.com