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① サークル・ン・サークル

体験者の手足の回転運動が、直径3.2mの車輪の回転と、チョークの上下動とに変換され、曲面となっている壁に任意の線を記録していきます。体験者の運動感覚が記録となり、その繰り返しによる無数の線はアートになっていきます。

福井 裕司

1967年 宮城県出身

作品について

垂直に立つ車輪の軌道は直径12.7mであり、地球の直径の丁度1/1,000,000の大きさである。2次元的平面が実は3次元的に展開している地球の表面のように、単純な2次元的動作が円という性質を通り抜けることで立体的空間に置き換えられる。世界を描く行為のように3次元空間に模様が作られ、体験者の行為は建築空間に直接関わり現実的な場をつくりだす。